小野田商工会議所

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会頭メッセージ


 昨年を顧みますと、世界に目を向ければ、ウクライナ情勢や中東情勢の長期化、米中対立の深まりなど、国際社会は依然として不透明を拭えない状況が続いております。これらはエネルギー価格や原材料価格の高止まり、サプライチェーンの混乱を通じて、私たちの日常生活や企業経営にも大きな影響を及ぼしております。また、生成AIをはじめとするデジタル技術の急速な進展により、産業構造や働き方は大きな転換期を迎えており、変化への対応力が企業の成長を左右する時代となっています。
 一方、国内におきましては、長く続いたデフレからの脱却に向けた動きが見られ、賃上げや設備投資の拡大など、前向きな兆しも表れてきました。しかしその反面、物価上昇による原材料費やエネルギーコストの増加、人手不足の深刻化、さらには、物流・建設分野の構造的課題など、小規模事業者を取り巻く経営環境は依然として厳しいものがあります。加えて、相次ぐ自然災害を踏まえた防災・減災対策の強化や事業継続計画の重要性も改めて強く認識されているところです。

 このような環境の中にあっても、地域の小規模事業者の皆様は、たゆまぬ努力と創意工夫により事業を継続され、雇用の確保と地域経済の下支えに大きく貢献してこられた小野田地域におきましても、DXの推進、脱炭素への対応、観光振興やにぎわいの創出、新たな商品・サービスの開発など、将来を見据えた前向きな取り組みが着実に進められております。
 また、一昨年度策定した「第二期地域活性化中期ビジョン計画」に基づき委員会の活動を推進していきます。昨年度の改選からでありますが、部会については、この間の経済情勢や産業構造が大きく変化し、社会全体が抱える課題も多様化、複雑化し、それぞれの業種が抱える課題について即応的、計画的、効果的そして戦略的に対応しなければならないことから、その名称および対象業種を現在の産業構造に合わせたものとして、6部会を7部会に再編し、部会の活性化を図ってまいります。

 会議所内に目を向けますと、昨年、青年部においてはセメント町活性例会として、「~セメント町横丁~昭和レトロ祭り」に取り組まれ、交流人口の増大、にぎわいの創出の起爆剤となる取り組みをされ、多くの来場者が参加されました。今年も独創性のある活動を期待しております。
 そして、女性会においても、イベントでのバザー出店などにぎわいの創出の一躍を担っていただいていることに感謝しております。

 引き続き、金融支援や補助金活用の支援をはじめ、経営相談、創業・事業承継、販路開拓、人材確保支援など伴走型支援をさらに充実させ、会員の皆様に寄り添った支援に全力で取り組んでまいります。また、行政や関係機関との連携を一層強化し、地域産業の活性化と持続可能な地域づくりに貢献してまいります。

令和8年4月  

小 野 田 商 工 会 議 所
会 頭   藤 田  敏 彦